心理療法オフィスを運営するうえで、デジタル技術やセキュリティ対策は近年ますます重要な課題となっています。とくに小規模オフィスや教育活動の現場では、限られたリソースの中で現実的に取り組める方法が求められます。
当オフィスでは、開設以来の臨床・教育活動の実践の中で、規模の大小にかかわらず取り組み可能なDX・セキュリティ施策を検討・実施してまいりました。また、このような高度デジタル化社会において、我々心理臨床家が担う役割についても検討し続けています。その一部をご紹介いたします。
技術的な側面
- 臨床記録の適切な保管 → 暗号化、二重化など
- 研修会等向けデータの受け渡し → 小規模事業者でも無理なく実施できる手法
- ウェブサイトの運用 → 各種サービスを活用した安全運用の工夫
- 各種セキュリティ対策 → 二要素認証やアクセス制御の導入
- LMS (Learning Management System) の活用 → 教育・研修への応用 | SOP Moodle (members only)
- スタッフ内での情報共有 → 安全性と利便性の両立
- 生成AIの適切な活用 → 守秘義務・個人情報保護の観点からの利用基準
- その他デジタル技術・ITサービスの安全な活用
心理臨床とデジタル技術の相互作用
- 心理療法・心理相談とデジタル技術が相互に及ぼしあう影響について
- 高度デジタル社会における心理臨床専門家の役割
同じような課題に直面している先生方や教育関係者の皆さまや、問題意識を共有する皆さまを対象に、技術導入やセキュリティ対応に関する情報交換、事例共有、ディスカッションなどの機会も歓迎しております。お気軽にお問い合わせください。