新大阪心理療法オフィスでは、専門家の方を対象にケース・コンサルテーション、スーパービジョン、心理療法をおこなっています。また、心理療法目的で患者さんをご紹介していただくことを歓迎いたします。
ケース・コンサルテーション
みなさんの日々の臨床活動のなかで、どう理解したらよいものか悩んでいる困難な状況はありませんか。その患者さんの心のなかで、あるいは患者さんとみなさんの間でなにが起こっているのか、私たちと一緒にいまいちど整理し、検討し直してみませんか。
みなさんと私たちがともに話し合い、議論することによって、私たちが紹介する精神分析的な理解が、困難な状況に新たな視点をもたらすことを期待できます。
ケース・コンサルテーションは、通常、1回50分を1~数回程度という短期間で終了します。継続的・長期的な議論をご希望の方は、次に挙げるスーパービジョンをおすすめします。
スーパービジョン
あなたが担当している精神分析的心理療法および精神力動的心理療法について、スーパービジョンをおこないます。
ケース・コンサルテーションは1~数回で終了しますが、スーパービジョンは毎週1回で長期的に継続するという点が異なります。また、ケース・コンサルテーションはある状況についてともに議論するという姿勢であるのに対し、スーパービジョンはあなたの心理療法技術を向上させることを目指すという教育的意味合いが強いものです。
通常毎週1セッション(50分)で、原則として同一の事例について継続的に検討していきます。
スーパーバイザーと1対1でおこなう個人スーパービジョンのほか、小グループを対象としたグループ・スーパービジョンも対応可能です。
スーパービジョンを通し、患者さんの心のなかばかりではなく、あなた自身の心のなかでなにが起こっているのか、そして患者さんとあなたの心がどう影響を及ぼしあっているのか見えてくるようになると、あなた自身の心と向き合い、より深く理解することがいかに大切であるか気づいてゆくことでしょう。そのことに気づいた方は、心理療法を受けることをおすすめします。
※専門家の方のメンタルヘルスケアについてはこちらの記事もご覧ください
なお、当オフィスでは、同一の心理療法士からスーパービジョンと心理療法の両方を受けることはできません。あらかじめご了承ください。
心理療法
専門家が心理療法を希望される場合も、一般の方と同様、まずアセスメント・コンサルテーションを受けていただきます。
アセスメント・コンサルテーションは、心理療法があなたの役に立てるかどうか、立てるとするならばどのような心理療法がよいのか丁寧に話し合うプロセスです。アセスメント・コンサルテーションの結果、心理療法を開始しないという結論に至る場合もあります。
「精神分析的心理療法 > 大人の方へ」もあわせてご覧ください。
料金
ご紹介
患者さんをご紹介いただくことを歓迎いたします。当オフィスでは、大人の方を対象とした精神分析的視点に基づく心理療法を提供しています。
ご紹介に際しては、ご紹介の背景や、治療歴・入院歴を含むこれまでの経緯等をお知らせください。また、医学的治療を受けておられる場合は主治医によるご紹介状をご準備いただけますようお願いいたします。なお、当オフィスの担当者がご紹介いただいた患者さんにお会いする前に、より詳しい状況についてお問い合わせさせていただく場合がございます。